美術館や博物館のキャンパスメンバーズ制度 |
(2014年)5月31日の土曜日,青葉山キャンパスでの打ち合わせに行った帰り道,川内の宮城県美術館に行こうとふと思い立ちました.この日から,手塚治虫と石ノ森章太郎両氏の作品を題材とした,「マンガのちから」がテーマの特別展が開催されることを思い出したのです.既に4時近くになっていたのですが,今回全部見られなくとも,次回また来ればいいとの軽い気持ちで立ち寄ったのでした.案の定,あっという間に1時間が過ぎ,最後までゆっくりと観ることなく,美術館を出ることとなりました.常々,もう少し閉館時間を遅くしてもらいたいと思っているのですが,皆さんどうでしょうか. さて,この入場に際し私が払ったのは正規入場料の半額,600円でした.これは本学が,宮城県美術館のキャンパスメンバーズ制度に加入しているからです.キャンパスメンバーズ制度とは,「学校教育において美術館を有効に活用していただくことと,学生や教員の皆様の美術に親しむ機会をより豊かにすることを目的とした,大学等を対象とした会員制度」です(同館URLより).これに加入すると,次のような5つの特典があります.@常設展は何度も無料で入場できること,A特別展・企画展は半額で入場できること,B情報が提供されること,C研修などを特別に配慮してもらえること,そして,Dメンバーは館内エントリーに表示されること.皆さんは,入り口で学生証を提示することで,私たち教職員は身分証を提示することで,特典を得ることができます. この制度は個人が加入するのではなく,大学が機関として加入します.宮城県美術館では,県内の大学など16校が加入しているようです.本学は,今から3年前の2011年秋に加入しました.このときのことはよく記憶に残っています.2011年の秋に,待ちに待った「フェルメールからのラブレター展」が開催されました.この時私は,何せフェルメールが大好きですので,前売り券を4枚も購入したのです.購入直後に,この制度に加入したとのアナウンスが流れたのでした.自分の運の悪さ(?)にがっかりしたものです.閑話休題.同じ制度が仙台市博物館にもあり,もちろん本学も加入しています. 皆さん,特に川内キャンパスにいる皆さん,宮城県美術館も仙台市博物館もすぐ近くです.ちょっとした空き時間に,そして散歩がてらに,ふらりと訪れてみるのもいいのではないでしょうか.常設展は無料ですし,特別展も正規入場料の半額を払うだけです.この金額,1回の食事代程度ですね.そう,皆さんに勧めるだけではなく,私もまた行くこととしましょう.「マンガのちから」ももう一度見たいし,素敵な作品との出会いがあるかもしれません. 2014年6月20日記 website top page |