文化系サークルも参加する本学の七大戦
今月(2015年7月)4日(土)の午後,川内南キャンパスの「萩ホール」において,第54回七大戦(ななだいせん)の開会式が開催されました.1962年に北海道大学が主管校(大会を世話する大学)となり開催された第1回から,今回54回目の開催を迎えたのです.七大学とは,北海道大学,東京大学,名古屋大学,京都大学,大阪大学,九州大学,そして本学です.戦前に帝国大学として設立されましたので,七帝戦(しちていせん)と呼んでいた時期もあったようですが,現在は七大戦と呼んでいます.

さて,今回の開会式では,本学は被災した大学として,東日本大震災を忘れずそして風化させないようにと,本学学友会文化部所属の演劇部による演劇と,交響楽部による献奏が行われました.また,開会式後に川内北キャンパスの厚生施設「杜ダイニング」で行われたレセプションでは,主に留学生からなる国際チームによる雀踊りと,学友会文化部所属の邦楽部による津軽三味線の演奏が披露されました.国際チームの雀踊りも津軽三味線の演奏も,とてもダイナミックなもので盛大な拍手を受けていました.また,レセプション恒例の各大学総長による激烈な激励もあり,大変盛り上がったものと思っております.レセプションの途中や終了した後に何人もの方から,最近の開会式・レセプションの中でも,とても印象的なものでしたとの声を頂きました.

学生支援課の方に聞きますと,本学のサークル活動の特徴は,体育部のみならず文化部も学友会という一つの組織の中に組み込まれていることだそうです.一見,当たり前のようにも思えますが,他大学の多くでは体育系サークルのみが組織化され,文化系サークルは組織化されていないということでした.七大戦は体育系サークルのものとの固定概念を破り,本学の七大戦は文化系サークルも様々な形で参加しているものとなっています.上記の開会式やレセプションへの文化系サークルの参加もそうですし,例えば,今回の記念タオルに印刷された七大学の名前は,書道部部員による作品なのです.本学のこのような姿勢を,私は大変好ましいものと思っています.

最後に,7月12日現在の成績を書いておきます.42種目中15種目が終わりました.本学の成績は,82ポイントを獲得して83ポイントの東大に次いで2位です.本学はこれまで7回主管を務めていますが,一度も主管破りをされたことがありません.一昨年,昨年と2連覇を受け,今回3連覇を目指しています.競技は9月下旬まで続きます.それぞれの競技で一つでも上の順位を目指してポイントを稼ぐことが3連覇への道です.皆さん,大いに頑張りましょう.


2015年7月20日記


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