デジタル表示の音量調節
最新のテレビやラジオでは,音量を調節する際,画面にそのレベルを示す「数値」が表示されるものが多い.私が最近購入したCD/MD付きラジオでは,音量を調節しようとすると,ご丁寧にも音量のレベルを示す棒グラフ(アナログ表現)と,数値(デジタル表現),双方が画面に表示される.

さて,テレビやラジオをどの程度の音量で聞くかは,聞く時間帯や自分の体の調子,聞く内容の重要度などによって違ってくる.したがって,音量を調節する機会が結構あるのである(そうではないですか).そのようなとき,私は思わず知らず,音量レベルの数値を「偶数」になるように合わせてしまう.きっかけは思い出せないが,最近ふとこのようなことを意識した.

皆さんはいかがですか.えー,あなたは,そんなことはちっとも気にしていない,土台,画面に表示される数値など,一切見ないで調節していますって.えー,あなたのほうは,見ていることは見ているが,奇数でも偶数でも,そのときちょうどいいと思ったところにするのですって.うーん,大多数の人はそうなのだろうなー,きっと.

私は特に数値にこだわりがあるというわけではない.たとえば3は,大好きな長島茂雄さんの背番号だったので好きだし,7はラッキーセブンというし,8は末広がりであるし,・・・.いっぽうで,4も9も,13だって,縁起が悪い数値とはちっとも思っていない.でも,何かを調節するなど,自ら設定しなければいけないときには,どうしても偶数を選んでしまうのである.

こうして書いているほど信じてはいないのだが,血液型と生まれた星座から分析しよう.私の血液型は,責任感があり,協調性が強い(この表現,占いの本からの引用ですのでご勘弁を)A型,生まれた星座は,協調性と美意識があり,バランス感覚に優れている(これもそうです)天秤座である.つまり,占いでは,私は他との「調和」を強く意識する気質とでているのである.だからこそ,少なくとも半分にきちんと分けられる,つまり2で割り切れる「偶数」を好むのであろう.もっとも,ここは論理に飛躍があるような気もするが.ともかく,もちろんこれは,屁理屈,こじつけ以外のなにものでもないのだが,私はずいぶん奇妙な感覚をもっているようである.

それにしても,音量の調節に,どうしてアナログ表現の棒グラフと,デジタル表現である数値,双方を画面に出す必要があるのだろうか.私が思いついていない積極的な理由があるのかもしれない.どなたか,是非教えて欲しいものである.

追記:娘と連れ合いにこの話をしたところ,娘も同じように,音量調節をするときは偶数に合わせてしまうとのことであった.いっぽう,連れ合いは,このようなことには一切頓着しないとのことであった.そのとき,連れ合いがいうには,「いいわねー,親子って」ですって.


2005年9月15日記


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