TOLEX XBT Data Archive


観測の概要とご利用上の注意
  1. 利用目的を個人的閲覧に限定します.測点情報と数値データは研究室内限定です.また,掲載データやページ上の画像などを第三者へ配布することは認めていません.堅くご遠慮ください.
  2. ここに示す全てのデータは,(株)小笠原海運の「おがさわら丸」のご協力により,東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻の花輪研究室(地球環境物理学講座)が(1997年度以降はJAMSTECとの協同で)ほぼ2ヶ月に一度の割合で2004年度(平成17年3月)まで実施していた,XBT(Expendable Bathythermograph; 投棄式水温プロファイラ―)観測によるものです.
  3. 観測は,T7型プローブ(鶴見精機製)を用い,東京湾外〜父島近傍のおよそ900kmの航路上で,おおよそ22〜23分の緯度間隔で行われています.ただし,観測点の分布・密度は航海毎にかなり異なります.水温断面図の上部に描いてあるマークが投下地点を表しています.
  4. 使用コンバータとして,2001年1月以前の観測では村山電機製の Z-60-16 II を,同年3月以降の観測では鶴見精機製 MK-130 を使用しています.
  5. 水温断面図は,以下の手順で描かれています.
    1. 各XBT地点データを鉛直1m毎に補間
    2. スパイク除去(メジアンフィルタ)
    3. 鉛直方向で平滑化(ハニングフィルタ;0.25対0.5対0.25 を100回)
    4. 水平方向に平滑化(緯度方向にe-folding scale0.5度のガウス型フィルタで,緯度30分毎に内挿)
  6. 東京−小笠原航路上には八丈島付近(北緯33度付近)と父島付近(北緯27度付近)に水深の浅い箇所があります.作図段階では各XBTプロファイルの最大観測深度以深をマスクしていますが,そこまでのデータ処理では海底地形に対する配慮を特にしていません.実際に,これらの浅瀬付近の水温分布には若干不自然な箇所も見られます.予め御了承下さい.
  7. 数値データは上記処理の@,Aまで経たもので,航海別に lha 形式で凍らせてあります.各測点ファイルには,0m から順次深さ方向に 1m 毎の水温が小数点以下4桁まで記録してあります.