地中海に浮かぶエオリア諸島のひとつ,ストロンボリ火山(イタリア)は,紀元前から噴火を続けるヨーロッパを代表する活動的な火山です.現在も数分から数十分間隔で爆発...
[最近の研究から] 気象学・大気力学分野では、温位座標を用いた大気大循環研究の応用の一環として、寒気の「生涯」に関わる研究を始めた。 「適当な温位」を敷居値と...
地球表面の70%を占め,平均水深が約3800mにも及ぶ海洋は,大気の約1000倍の熱容量をもち,気候の形成・維持に決定的な役割を果たしています.地球温暖化の問題...
海の表面付近で測定された水温を「海面水温(Sea Surface Temperature, SST)」といいます。冒頭の図は、日本付近の海面水温分布図の一例で...
図2a.ERG衛星搭載用プラズマ波動受信機の開発風景. 宇宙空間は電離大気であるプラズマで満たされています。宇宙プラズマは非常に希薄であるため、電子やイオン同...
環太平洋火山帯に位置する日本は,全世界の火山の約1割が集中する世界でも有数の火山大国です.これらの火山は,日本列島下に沈み込むプレートの運動によって形成されたも...
図1. T60望遠鏡で観測した木星を取り巻く高密度プラズマ発光(プラズマトーラス)。中央の木星はフィルタマスクで減光されている。 地球物理学専攻の太陽惑星空間...
地球物理学専攻の固体地球系領域(A領域)沈み込み帯物理学分野では,大量のP波とS波の走時データを用いた解析から,日本列島下のマントルにおける地震波速度異方性を...
Fig.1 搭載機CaSSISによって撮影された火星赤道近傍の表面画像. 1pixelが7.2mに相当. (Credit: Roscosmos/ExoMars...
写真2 大気球に取り付けたビデオカメラによりインドネシアBiak島上空の高度30 kmで2015年2月28日に撮影された風景。 我々は1985年以来、日本や南...
図 桜島での地震波速度変化(青丸:2012年-2014年,全15観測点ペアの平均)と面積歪(赤十字)[Hirose et al., 2017] 地面は,地震の...
図1:NEI/PWM電子回路部の較正試験の様子 観測ロケットは、高度約80 km以上の電離圏を直接観測できる唯一の観測手段です。中性気体で構成される下層大気と...
日本の国土面積は世界の僅か0.25%を占めるにすぎませんが,全世界で発生する地震のうち実に20%が日本で発生しています.日本列島は4つのプレートが衝突しているた...
図1:余効すべりの時間発展(動画は文末に掲載)。(Kano et al., 2015, Geophysical Journal International) ...
私達「太陽惑星空間系グループ」の最終目的の1つは、惑星、衛星、それらの周囲の宇宙空間で構成される系を、生命環境として普遍的に理解することです。私が特に注目して...
図1. GNSS-A観測用の海底局設置時の様子.海上の船舶等との距離は音響測距で行う 2017年12月に,政府地震調査研究推進本部は,北海道沖の千島海溝沿いで...
図1. 深層学習を用いたカメラ画像(左)からの雲光学的厚さ(右)の推定(Masuda et al., 2019)。 深層学習(ディープラーニング)を用いて天空観...
図1:「海を持つ火星」の想像図。(提供:NASA/GSFC) ツ黴 現在の火星表面の環境は、平均温度約-70℃と寒冷であり、大気圧も約0.007気圧と非常...
図1:宇宙空間の中でイオンや電子が乱流によって加熱されるイメージ図。太陽風や降着円盤など様々な天体現象に共通する普遍的なプロセス。 乱流とは、大小さまざまな大...
近年、人工知能は様々な科学研究において利用されるようになってきています。地球物理学においても例外ではなく、この数年で非常に多くの研究成果が学会や論文で報告されて...