卒業
までの流れ
Flow until
graduation

学部・院生
卒業までの流れ
入学から卒業まで

卒業(修了)後の進路1

(1) 宇宙地球物理学科・地球物理学コースに進むためには
  • 「物理系」で入学し*、1年次から2年3セメ(セメスター)まで、共通する授業を受けます。
  • 2年次の3セメの終わりぐらいに分科の志望書を提出します。その後、志望等を参考に分科が決定されます。
  • 入学後の「転学科(系)試験」や「転学部試験」によって、宇宙地球物理学科(物理系)に転学科(系)や転学部する制度があります。また、高等専門学校等からの編入という制度もあります。
(2) 地球物理学実験
  • 地球物理学実験は、実験や観測を通じ「地球物理学、並びに、その根幹にある物理学をよりよく理解すること」を目的とした授業です。各人が実験のテーマ・方法を創案し、実験装置を自作して測定系を組み立て、検定し、さらに計測したデータを解析・考察することによって、実験や観測の考え方・進め方を実践的に学ぶことが出来ます。また、発表会やレポート作成などもあり、研究活動の一連の流れを体験することが出来ます。
  • 2年次4セメに地球物理学実験Ⅰが、3年次5セメに地球物理学実験Ⅱが、それぞれ開講されます。
  • 地球物理学実験Ⅰでは例年、「電子回路実習」と「物理定数の測定」をテーマとした実験を行っています。後者は、対象とする物理定数(重力加速度、光速、粘性率など)を一つ選び、自らの創意工夫に基づき設計・製作した装置を用いて、これを測定します。
  • 地球物理学実験Ⅱでは例年、「変動現象の記録と解析」をテーマとした実験を行っています。時間・空間的に変動・変化する何らかの現象(電離層高度変化、地震のマグニチュード、海陸風など)を選び、変動の様子を測定・記録するとともに、取得したデータを定量的に解析します。センサー、増幅回路、フィルターなど、測定上重要な部分を一つ以上自作し、測定装置を組み立てて、観測・実験を行います。
(3) 地球物理学関連開講授業科目の例

※開講されない科目や科目名が変更される場合もあります。

3年次専門教育科目:

固体地球物理学、気象学、宇宙空間物理学、地震学、地殻物理学、地球物理計測解析学、海洋物理学、惑星大気物理学、電磁圏物理学、大気力学

4年次専門教育科目:

惑星大気物理学演習、震源物理学・同演習、海洋力学、気候物理学、大気物理学、電磁圏物理学演習、プラズマ物理学

(4) 4年次からの研究室分属
  • 例年、3年次の11月はじめ頃に研究室紹介のオリエンテーションが開催されます。その後、志望書を提出し、翌年の1月中旬頃に分属研究室が決定されます。
  • 配属先の研究室は、各研究室の研究内容の頁および教員紹介の頁を参照して下さい。
(5) 卒業の要件

※入学年度で変わる可能性があります。入学時に配布される学生便覧等で確認して下さい。

  • 124単位以上(全学教育科目50単位以上、専門教育科目・関連科目62単位以上)の修得が必要です。
  • 自由聴講科目および教職科目は卒業要件の単位には含まれません。
  • その他にもいくつかの条件があるので学生便覧を精読して下さい。
大学院への進学
  • 大学(学部)で学んだことに引き続き、高度な専門教育を希望するなら、大学院への進学を検討して下さい。
  • 地球物理学専攻は、東北大学大学院・理学研究科の博士課程の6つの専攻のうちの1つです。
  • 博士課程は、前期2年の課程(前期課程)と後期3年の課程(後期課程)に区分されています。前期課程の修了者には修士の学位が、後期課程の修了者には博士の学位が、それぞれ授与されます。
  • 大学院入試については、入試案内のページを参照して下さい。
  • 大学院進学後の生活については、志望した研究室での研究活動がその中心となります。詳しくは、各研究室のホームページを参照して下さい。各研究室のホームページは、本サイトの研究内容の頁教員紹介の頁から辿れます。