2021.03.28
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Newtonの地球科学ランキングで東北大学が2位:沈み込み帯物理学分野の趙大鵬教授が大きく貢献
科学雑誌Newtonの2021年5月号の国内理工系大学ランキングの「地球科学」研究力ランキングで東北大学が2位となり,本専攻 沈み込み帯物理学分野の趙大鵬教授の研究が紹介されています.
このランキングは,イギリスの研究調査機関であるクラリベイト社の「トップ10%論文」の集計に基づくものです.2011年から2020年までの10年間に世界の主な学術雑誌に掲載された論文の中で,被引用数が各研究分野の論文全体の世界トップ10%に入る論文の数を,著者が論文発表時に所属していた国内の大学ごとに集計して順位をつけています.「地球科学」研究分野で世界トップ10%に入る論文を多く発表した研究者として,趙大鵬教授が以下のように紹介されました.
「2位の東北大学では,「地震波トモグラフィ」を使って,地球の内部構造,地震の発生メカニズム,火山の起源などの解明をめざす趙大鵬教授の成果に注目が集まっています.地震波トモグラフィとは,地震波が伝わる時間を計測することで地球内部の構造を可視化する,いわば "地球のCTスキャン" といえる技術です.」