2016.02.24
受賞情報
海洋物理学分野の活動に海上保安庁長官表彰
我が国の海洋調査機関が取得した海洋観測データを一元的に収集管理し、研究者や一般のユーザーに提供している日本海洋データセンター(JODC)が、このほど、その創設50周年を記念して、これまで多くの海洋情報の提供や整備に貢献してきた1個人と5団体を海上保安庁長官表彰とし、それぞれに感謝状と記念の楯を贈りました(同庁のプレスリリース(PDF))。この5つの団体のうちの1つとして、本学の理学研究科が選ばれました。これは、本研究科地球物理学専攻地球環境物理学講座(海洋物理学分野)の花輪公雄教授を中心とするグループが、東京-父島間(1988~2005年、定期船「おがさわら丸」による)と日本-ハワイ間(1998~2014年、宮城県実習船「宮城丸」による)で行ってきた海洋表層の水温や塩分、海流の観測で得たデータを、JODCを通じて広く国内外に公開してきたことが高く評価されたものです。
写真は、2月19日に本学片平地区の本部棟応接室で行われた贈呈式の様子。表彰式は2月9日に東京霞ヶ関の同庁長官室で行われましたが、関係者の都合により、この日に代行されました。