2016.08.29
プレスリリース
大西洋の爆弾低気圧によって励起された地震波
東京大学の西田究准教授と東北大学の高木涼太助教は、日本の高密度な地震観測網のデータを用いて、大西洋で発生した爆弾低気圧に伴う海洋波浪が励起した地震波を検出しました。嵐によってP波だけでなくS波も励起されることを初めて明らかにするとともに、発生源の位置と強さから励起メカニズムを明らかにしました。このような嵐が励起する地震波は、地震も地震観測点もない海洋下の地球内部構造を推定するための新たなツールになると考えられます。
この研究成果は、2016年8月25日の米国の科学雑誌「Science」電子版に掲載されました。
<リンク> 東北大学 東北大学大学院理学研究科 Science掲載論文