東北大学 大学院理学研究科
地球物理学専攻

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2020.06.10 プレスリリース

隕石衝突でアミノ酸生成 太古の地球と火星では大気主成分を材料として生命分子が生成された!

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図1:隕石海洋衝突のモデル図
(Credit: Tohoku University/ Yoshihiro Furukawa)

惑星大気物理学分野の寺田直樹教授が地学専攻の古川善博准教授と進めている共同研究で、初期地球や初期火星において、隕石衝突で生命関連分子(アミノ酸など)が生成されることを示しました。

【発表のポイント】

  • 隕石衝突反応の模擬実験を行い、衝突によって二酸化炭素、窒素、水、隕石鉱物からアミノ酸が生成することを明らかにしました。
  • 生命誕生前の地球大気の主成分と海洋の主成分、隕石の主要鉱物から、タンパク質の材料であるアミノ酸が生成することを示したものです。
  • 約40億年前の火星でも、衝突によって生命の材料分子が生成していた可能性を示しています。

【概要】

生命誕生前の地球の大気は二酸化炭素と窒素が主成分と考えられており、そのような環境で生命の材料分子が生成する条件は非常に限定的と考えられてきました。東北大学理学研究科の古川善博准教授らの研究グループは、二酸化炭素、窒素ガスを炭素源と窒素源として、太古の地球に小惑星や隕石が高速で衝突することによって、タンパク質を作るアミノ酸が生成することを明らかにしました(図1)。この研究結果は、地球上において普遍的に存在した大気成分から生命材料が生成したことを示しています。また、約40億年前の火星においても、同様の現象で化学進化(生命誕生までの化学反応)の初期段階であるアミノ酸の生成が起こっていた可能性を示しています。

本研究成果は2020年6月8日(月)公開の英国科学誌Scientific Reportsに掲載されました。

詳細(プレスリリース本文)

English page

研究科日本語ページ

雑誌名:Scientific Reports
論文タイトル:Impact-induced amino acid formation on Hadean Earth and Noachian Mars
著者:Yuto Takeuchi, Yoshihiro Furukawa*, Takamichi Kobayashi, Toshimori Sekine, Naoki Terada, Takeshi Kakegawa
(*corresponding author)
URL:https://www.nature.com/articles/s41598-020-66112-8

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