東北大学 大学院理学研究科
地球物理学専攻

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2021.09.13 プレスリリース

大地震によって誘発される火山噴火ー火山噴火が誘発されるメカニズムと噴火発生頻度を提示

大地震が発生すると火山噴火が誘発されることはよく知られていますが、その発生メカニズムは不明でした。本専攻 地震・火山学分野の西村太志教授は、地震と火山噴火について、信頼性の高い世界規模のデータベースを解析することにより、火山噴火が誘発されるのは、大地震の応力解放により0.5μ strain以上の膨張場となる火山であること、噴火の発生頻度は大地震発生後10年ほどの間、2-3倍高まることを世界で初めて示しました。この解析結果は、大地震が発生した際に火山体が受ける歪み場を計算することにより噴火が誘発される可能性のある火山を把握し、火山災害の発生に備えることができることを示しています。

本研究成果は、2021年8月26日に学術雑誌Scientific Reportsに論文として掲載されました。詳しくは理学研究科のプレスリリースのページをご覧ください。

Nishimura_2021.png

図.大地震の発生前後10年間の噴火発生数(-10年からの積算数)。大地震によって生じる静的歪み量や強震動の条件毎に噴火の発生数が異なるため、比較しやすいように大地震が発生した時間(ゼロ)での積算数で規格化してある。e は静的歪み量(μのオーダで表記)で、正は膨張場、負は圧縮場を示す。強震動の大きさはPGV(Peak Ground Velocity、最大地動速度)で示す。それぞれの場合分けの右側の数字は、噴火の発生総数を示す。(a)静的歪み場による違い(全火山を対象)。(b) 静的歪み場による違い(噴火発生頻度の高い火山を除いた場合)。(c)強震動による違い(0.5 μ strain以上の静的歪み場)。(d)強震動による違い(0.5 μ strain未満の静的歪み場)。(a)(b)に見られるように、静的歪み場が0.5μ strain以上の場合(赤色・橙色)に大地震発生後にグラフの傾きが大きくなる、つまり噴火発生数が多くなる。

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